こだわりの生産を行う夫×こだわりの製造を行う妻
2人のこだわりが生み出すクラフト「しいたけ味噌」など加工品
峯自然園では原木栽培によるしいたけを栽培し、販売をしています。 久野川上流のきれいなお水を使っているので、おいしいしいたけに育ちます。原木栽培は、とても手間がかかり、時間も労力も使う栽培方法のため 近年栽培農家が減っており、貴重な食材となっています。地方ごとに、クヌギだったり、椎だったり様々な木を使って椎茸を作りますが、私たちはコナラを使用しての原木椎茸を栽培しています。
また、各種の原料にもこだわっています。例えば、小田原の老舗の手作り味噌 いいちみそを使用。
醤油には、蔵の背景には悠然と構える静岡県の富士山の天野醬油さんの手作り醤油を使用。
お砂糖にはきび糖を用いて、手作りの味を大切にこだわって作り上げました。
これまで多くのマルシェで販売してきましたが、おかげさまで「美味しい」という声をたくさんいただき続けています。
手間暇かけた原木椎茸は、プリップリッの歯ごたえ、香りは抜群です！！
食卓に優しさを
峯工房で作っている惣菜はすべて無添加、化学調味料はつかっていません。
椎茸は無農薬栽培を行い、手間暇・労力をたくさんかけて安心安全な食材を栽培しています。
そうして出来たしいたけを大切に加工しています。
良いものを育て、よいものを作る。
当たり前のことではありますが、生産者が作るからこその身体への優しさを、消費者のみなさんに届けたいと思っています。
下ごしらえからビン詰めまで、すべて手作りで製造しているため、製造できる数にも限りがありますが、より多くの方にこの味を知っていただければと考えています。
加工品開発者の「佳子」です。
約1年、私はスイスのチューリヒの語学学校に行って、そのあとベルンの牧場にホームステイをしながら、生産や加工を学びました。
現地で、動物や自然と触れ合いながら、農業技術だけではなく自家農産物を加工品にし販売する、ということも学んできました。
その結果、若干偏った記事ながら（着物をつなぎに着換えて）現地の地元新聞に掲載いただいたこともあります。配達のために運転もさせてもらいましたが、日本とは逆の右側通行、自転車より車が優先、という交通ルールでドキドキしながらスイスの街を探索していました(笑)
「いつか絶対に役立つだろう」と、興味の赴くままに取り組んできたことが、現在、「原木シイタケのおいしさをより多くの人に届けたい」との思いに成就しました。特別な時間を経験させていただいたからこそ気付けること・出来ることを、加工品の商品開発という形でお届けします。
自身がアトピーで苦しんだ体験から、自然なものをなるべく自然に、という思いで添加物や化学調味料は使わずに作っています。
全てを手作りしているので少しずつしか出来ませんが、自然にやさしく、身体に優しく、そして本当に美味しいものを作っていっています。
里山への恩返し
関東の大多数椎茸農家は、もともと主要産地であった福島から原木を仕入れて生産していました。
しかし、昨今、原木の高騰等もあり、生産をやめる農家が多い状況です。
このままでは椎茸を作る人がいなくなってしまう…
椎茸栽培を始める人が出て来てほしい…
私たちが、この想いを込めて、しっかりとした価格で販売し、椎茸農家を行う人を増やしたい。
また、一度椎茸生産のために切り開いた山は、人の手を入れ続けないと荒れてしまいます。
里山の保全を行うために要な椎茸生産。
私たちは椎茸から、日本の森を守りたいと思っています。
